何を信じるか?-12

カラダが弱く、様々な病気が6歳の私を襲う。
入院することになったのはチック症。目をパチパチ、首を小刻みに縦横にフリフリ、手足をガクガク振動させる、息を長く大きく吸い込んで急激に吐き出しハアハアハア、時々大声でわめくなど、保育園生活や家庭生活に支障をきたすので、国立病院に実験動物として無料入院。後で気が付いた。病院を信じるな。
恐怖の脊髄注射時間になると、看護婦さん数人で私を抑え込み、脊髄注射。痛いを通り越してギャーの世界。6ヶ月間毎日続く注射は、ベッドで痛みがこらえきれないが、体を動かせない。声を上げて泣くことも出来ない。心が折れて十二指腸潰瘍になった。
5月19日
何を信じるか?―12
NO,1794

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