何を信じるか?-19

篠原先生は警察病院ではがん患者の手術が専門だったが、ご自身も様々な病気で警察病院に入院。治療を受けていた。
ところが、主治医の先生が2名、自分の専門の病気で死亡。3人目の主治医は、自分の息子を自分の専門で救えなかった。
次は私だ!
このまま病院の治療を続けていると、私も死んでしまう。何とかしなければ!
第二次世界大戦の敗北で、中国の満州から引き揚げて来る時、倒れてしまった。その時点滴で助かったことを思い出した。そうだ、カラダの中に水を打ち込もう。それが生き残るチャンスだ。
5月26日
何を信じるか?―19
NO,1801

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