鳩山ニュータウン診療所は、誰もが想像しなかった「水治療」で話題性があったので、テレビ・新聞・雑誌が飛びついてきた。特に強烈だったのが新聞。真ん中の2面を使って4回に分けて、糖尿病、心臓病、アトピー性皮膚炎、自律神経失調症を取り上げた。
その都度、全国から患者が埼玉の山の中まで来院。診療室は一杯で当日予約だけ受け、受付しきれない患者は、近くのホテルに宿泊して翌日来院。この時は凄い数の患者が集まった。糖尿病は警察病院から流れて来ていた患者もいて、診療と対応には困らなかった。しかし、心臓病は心電図を求められるし万が一の危険のある病気。相当気を使った。アトピー性皮膚炎は私自身の重くて長期間の病気体験があったので自信を持って対応できた。自律神経失調症は患者が病院を疑ったりとんでもない行動に移されたりしたので心身ともに大変だった。
女性の心臓病患者が、体が冷えて人が前を通って風が当たっても寒くて仕方がないといわれ、これが薬でなくアルカリイオン水を飲んで治るのか疑心暗鬼だったが、今まで薬で治らなかったのでやってみることになった。1日3リットル以上アルカリイオン水を生水で飲んでもらった。
彼女の夢は南極旅行。1年後、目的を果たして大喜びだった。
アルカリイオン水を飲んで血液となってカラダを巡る時、血液を洗い血管を洗ってくれる。すぐに感じることは、体温が上がる事。世界の常識は水を沢山飲むと体温が下がる。だからお湯を飲むよう勧める。吸収の悪い水は胃腸内で長く留まるので、冷えるのは当たり前。アルカリイオン水は吸収が速い上血液や血管を洗って体内の汚れを洗い流してくれる。血液が回れば体温が上がるのは当たり前のことだ。
心臓病患者に1日3リットル以上アルカリイオン水を生水で飲んでもらった
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