政府・地方自治体・農協などが主導して国民の健康と自給率を満たすのが本来の姿なのに、誰もやってくれない。私は75の後期高齢者になるので、先の心配をする必要などないかも知れないが、現状が続けば農業は崩壊し食料に不安を感じる時代に日本が突入する。それでもやろうとしない政府・地方自治体・農協。でも他人ごとではない。もっと自分も積極的に参加して食糧問題を考え、やれることを実践しよう。政府・地方自治体・農協に替わって、自分たちの協力できるコニュニティーを作ろう。
今の内なら野々川さんが活用できる。作ればいいのではなく、健康な作物を農薬使用なし、化学肥料を使わないで、多収穫を目指す。
現代の農業環境の中では、農業そのものが長くは続かない。耕作放棄地は増え続け、生産者が減り、食糧自給率はさらに下がる。年寄りは左程長持ちしないので、急激に落ち込んでしまう。今何とかしなければ手遅れになる。
野々川さんの弟子が早く成長し、参加者が増えるのを楽しみにしている。
野々川さんの指導は、セミナーの勉強会だけではない。生徒の直接指導で実際の栽培も指導する為現地へ赴く。これが大変だ。車、電車、新幹線、飛行機で現場に赴く。その栽培現場の気温、日差し、土の温度などを体感し適切な対応策を教える。そして土に触れて状況改善手段を指導し、必要なものを補充させる。毎日のコントロールをラインでやり取りし、注意を書き込み、写真をチェックする。
大変な作業だ。
写真で、水が多過ぎる、葉っぱが出過ぎているからカットした方がいい。どの成長が良くて、この容器のものは○○が足りない。これは大変な作業だが、生徒のことをしっかり見守って個別に対応している。
政府・地方自治体・農協などが主導して国民の健康と自給率を満たすのが本来の姿なのに…
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