同じアルカリイオン水でもpH8よりpH9の方がH2Oの分子集団クラスターは小さい。pH9よりpH10の方がH2Oの分子集団クラスターがさらに小さい。しかし、pH10を超えたら、飲んではいけない水になる。
アルカリ性が強いほど良いと思って飲んでいた人がいる。このpH10を超えたアルカリイオン水は、体内に入ってカラダを巡ると、細胞からカリウムを溶かし出す。高カリウム血症に陥る。危険な水に化けてしまう。
電気分解したpH9~pH10が飲み水には最善。厚生労働省が飲んだら胃腸症状が改善すると医療認可を与えている。これも不思議な現象だ。
生命の水研究会を結成して、研究員はこの水のクラスター測定で世の中に一石を投じた。医者は、アルカリイオン水を患者に飲んでもらう水治療を開始した。私は自分のカラダを使ってアルカリイオン水の体験を伝える役目だ。この組み合わせは当時結構世間で受けた、
しかし、アルカリイオン水を飲ませて人のカラダを良くしようとする医者は医師会では浮いた存在になった。さらに、警察病院の公務員だったのに診療所を出していたので規則違反が判明して警察病院を去ることになった。研究者も遺伝子より水のクラスター測定に力を注いだため、上司の叱責を受け会社を去ることになった。
ほぼ同時期に二人が職場を退職させられたので、3人で結成していた生命の水研究会を「株式会社生命の水研究所」として設立することになった。仲間としてお付き合いしていた人とこれから共に動くことになったため、横浜に在った会社を他人に任せ、私が吉祥寺に引っ越して新会社を設立。1992年。
研究員の測定仲間、国立感染症研究所(旧国立予防衛生研究所)主任研究員、北海道大学教授、早稲田大学教授、法政大学教授、東京医科歯科大学教授、埼玉医科大学教授、鶴見医科大学教授、水の企業2社、複数の水に興味がある個人などが毎月生命の水研究所に集まって水の勉強会を行った。終わったら飲み会。
今振り返って考えると、自分たちが社会のためヒトのため健康のためと信じて進んだ道は、社会では求められていなかった道であった。力や権威を持つ人たちには邪魔な存在であるが、それほど皆に受け入れてもらえるわけではないので、強権で抑えられることもない。病気に勝てるよう頑張ろう。
1992年。生命の水研究会は「株式会社生命の水研究所」に
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