料理の味が変わる
村上ムッシュ
帝国ホテル 初代総料理長 村上信夫氏 曰く
料理の味を左右するのは《素材》《水》《料理人の心意気》。料理の味を決めるのはアルカリイオン水。
当時、オムコ(倒産してしまった)という会社が電解水生成器を納品し、私も水の測定・分析をしていたのでオムコと一緒に会った。
帝国ホテルが電解水生成器を取り入れたので、有名ホテルの料理長がこぞって導入、料理人の間で大ブームになった。和食、蕎麦屋、一流店、百貨店のレストラン、豆腐屋など、食の高級店には大変な勢いで導入された。看板にも「当店ではアルカリイオン水を用意してます」、テーブルの上には「これはアルカリイオン水です」。
電解水生成器は、浄水カートリッジの交換と電極板の寿命があるので、家庭と比較して大量に水を利用する飲食店などは、経費が掛かるため、殆どのお店で使用継続しない。家庭での消費と業務での消費は比較にならない程、業務での使用量は莫大だ。当然ながらカートリッジの交換が速く、家庭なら1年~2年使えるものが1ヶ月から2ヶ月で消費される。電極板も10年以上家庭では使えるが、1年くらいで消耗する。つまり、経費が掛かり過ぎるので、導入した店のほとんどが継続しない。味やお客さんの健康など考えない。現在はさらに食材・燃料費・電気代・人件費などの高騰で経営が大変。電解水生成器どころではない。
味は、はっきり言って電解水生成器を取り付けている家庭の方が美味しいし安全。最近は集会で有名店に行く機会が多いが、味はぴんと来ない。家庭に電解水生成器があるので、お家料理の方が美味しい。料理の内容と種類はさすがに高級店だが、味がいまいちなので家族や個人では絶対に行かない。