「お伊勢参り」が江戸時代を一世風靡

私の新たな出発の為、21日から伊勢神宮に参拝します。
 25日まで投稿はお休みです。
 お伊勢参り」が江戸時代を一世風靡。しめ縄で結ばれた大小二つの岩からなる夫婦岩や二見興玉神社がある二見浦で禊→豊受大神宮(外宮)→古市街道→皇大神宮(内宮)天照大御神(あまてらすおおみかみ)を参拝。最後に朝熊岳金剛證寺に登る。
 江戸から参拝する時は京都・奈良などを観光して帰る人も多かった。長い人は3ヶ月の旅。
 お金はどうする?庶民は、「伊勢講」という組織を組んでお金を積み立て、毎年代表者を参拝に送り出し、代表者は講の参加者の分のお祓いも受けて帰る習いがあった。
 これを伊勢の御師(おんし)がフォロー。全国に出向き、担当する講にお札や暦を配って初穂料を受け取り、その講がお伊勢参りに来た際に自分の家で盛大にもてなし神楽を上げた。
 お伊勢参りは特別で、奉公人が突然思い立って抜け出しても、「抜け参り」としてお伊勢参りに行くことだけは許されたので、頻繁に行われた。お金を持たない旅人に施業(物を施し与える)ことは徳を積むことであり、道中の施業も盛んに行われ、とても寛容で、旅がしやすい時代だった。
 私の新たな37年をスタートするため、お伊勢参りに行ってきます。

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