大動脈瘤の手術の代償が「声」「左足」「右腕」

医療法人社団北星会アーク歯科クリニック服部孝治院長に出会い驚愕した。歯科治療で活躍していた強電解酸性水の活用法。
 大動脈瘤の大手術で生命維持装置依存状態に変わり果てた長尾久雄さん。腎臓などの各器官に病が次々と発生。「痰が出ないから喉を切開しましょう」と開いたら「MRSA発見」。隔離病棟へ。抗生物質浸け。でも、抗生物質が効かないからMRSAのはず。気が付いたら、声が出ない!一体何が起きた?手術後、左足首あたりから点滴。ところが点滴の結果、左足が壊疽。余りの痛みで2週間後、右手から点滴。
しかし、2週間後、右手にも壊疽が出現。いくつかの穴から間欠泉のように膿が噴き出してくる。壊疽の左足と右手は切り落とす以外方法がない。大動脈瘤の手術の代償が「声」「左足」「右腕」。
 退院して娘夫婦の家でリハビリ。娘さんは「何とかしよう!」と、テレビニュースで見た「電気分解した強電解酸性水MRSA殺菌」を思い出し、懇意にしていたアーク歯科クリニック服部孝治院長の奥さんにその話をした。「その機械なら来月病院に設置するから、運転を始めたら運んであげる
 退院から3週間目、病院でもらった薬が効かなくなり、再検査。またしてもMRSA出現。今度は左足。
 1月26日、長尾さんのもとに、服部先生から強電解酸性水が届いた。「頂き物だから大切に使おう」。少量ずつ、容器にガーゼを浸し、壊疽の部分に優しくパッティング。捨てる神あれば拾う神あり。

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