派手な動きに医師会が焦り、怒った

1992年、アルカリイオン水が日本テレビ「今日の出来事」で奇跡の水として3日連続特集が組まれ、あっという間に大ブレーク。電解水生成器が1年間で100万台以上2000億円以上売れた。
 この時テレビのニュース特集画面に登場したのが、神戸の協和病院と明石の明石病院だった。ちょうど私と松下が本を執筆していた。私の本は「アルカリイオン水 飲んだらこう変わる」とまさに特集そのものの題名だった。私の本もあっという間に10万部を超え大ブレーク。
 これをきっかけに、専門家が集まって色々な学会が立ち上った。私も多くの学会に参加した。大学や専門機関、医療機関や医師、機器メーカーや販売会社、実に沢山の組織や人が集まり、様々な研究発表がなされた。その研究の中の測定・分析にも加わった。中でも、超党派の政治家グループ80名が鳩山由紀夫さんを中心に集まり、東大名誉教授で日本統合医療、日本代替・相補・伝統医療連合会理事長だった渥美和彦さんが加わり、財界からアサヒビールの副社長を中心としたグループの産学官がグループで集合した。私は若かったが理事として毎月の会合に参加。一緒に新しい医療を目指した。設立間もなく鳩山由紀夫さんが総理大臣になり、会へ助成金を10億円出した。余計なことをした。お金の取りっこが始まった。ばかばかしいので私は理事を辞めた。
 電解水生成器は翌年も100万台。2000億円。
 この派手な動きに医師会が焦り、怒った。

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