データを取り始めて、水治療の欠点も示された

1987年から水のデータを取り始めた。
 篠原先生との水治療は医療や薬に比べて効果絶大だった。難病患者も沢山手掛けカラダを回復させた。原因がはっきりしない、治し方が分からない、次の人の為様々な人体実験に付き合ってくださいね。その代わり治療費はタダ。
 透析患者には医師会の猛反発で手を出さないことにした。もし、水のデータがその時に取れていたら、多分強気で社会に抵抗しただろうから、データを取っていなかったのが幸いした。
 データを取り始めて、水治療の欠点も示された。1日体重の1割アルカリイオン水を飲んでもらうことにしていたが、人によって注意が必要であることが判明。血液中の水溶性ビタミン(B群、C、P、葉酸など)がオシッコに流れ出すので酵素が上手く働かなくなることだ。篠原先生と話し合って、1日4リットル以上アルカリイオン水を飲む時は、不足分を補うため、水溶性ビタミンを足してもらうことにした。ビー液と呼んだが、B群、C、P、葉酸のビタミン剤錠剤をバーモント酢に溶かし、ドリンクとして足すことにした。脂溶性のビタミン(A、D、E、Kなど)はアルカリイオン水を飲んでも血液から排泄されないので足す必要はない。ミネラル成分も当然オシッコで排泄されるが、電気分解で作ったアルカリイオン水には、水道水の20%近く多くのミネラルが集まり、イオン化するので吸収率は100%を誇るため不足しない。水の測定・分析が最初に役立った瞬間であった。ここから次々測定・分析が始まり、多くの医者と共同研究が始まった。

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