血液を採取する時は、血糖値測定器のランセットで指先を刺し、最初の血液はふき取って、新たに出て来る血液をプレパラートに付ける。
血液はストレスを与えると赤血球が数珠のように固まる。金平糖のようなトゲトゲになる。
食べたものによって血液中に様々な物質が現れるので、「お昼ご飯に○○を食べましたね?」と食事内容まで大まかに分かる。
健康管理に役に立つ方法なので是非広めたい!
明視野顕微鏡を使って血液の内容を教えていた若者に、健康の勉強会を行っていた内閣府認証NPO全国健康産業連合会と一緒に顕微鏡で血液を見せて真実を伝える方法を普及しないかと持ち掛けた。
一緒にやりましょう!彼の組織と全国健康産業団体連合会で顕微鏡に携わる人たちが250名集まって熱海で決起集会を開催。資格を勝手に出しているので、集まった250人は全員研修を受け合格した有資格者。
勝手に会を開催して、お金をもらってお客様の健康状態を顕微鏡の血液で判断する。よく考えると非常に危ないビジネスだった。医者が3分の1くらいいた。医者も興味を持って資格を取りたいほど面白い手法であった。目で見てカラダの現状が見える。
「逮捕された!」
熱海の決起集会から帰って間もなく、教える代表者が薬事法・医師法違反で逮捕されてしまった。彼は自社製品の酵素を販売し、飲む前と飲んだ後の血液がどのように変わるか見せ、解説していたのだ。その時、この病気だから血液がこの状態だったが、この酵素を飲んだ後の血液がこう変わったからこの病気が良くなったと解説。病名を出したり解決方法に酵素を使ったり、素人だからルール上医師法違反、薬事法違反だ。そして彼は多くの生徒を教えている。生徒も同様だけど、犯行を認めて反省しこんなことをしないよう生徒に知らせるなら、あなただけの逮捕で生徒の方は不問にする。そこで、素直に納得して逮捕。
折角、健康・血液を目で見るチャンスに出会ったのに、なんということだ。リーダーとしての自覚の無さが生徒や世に知らせるチャンスを奪ってしまった。
残念だがこの事業は終了しよう。
一緒に顕微鏡で血液を見せて真実を伝える方法を普及しないか!
目次