アルカリイオン水でのアトピー性皮膚炎水治療は、多くの先生が賛同して頂き、ステロイド剤は一切使用せず、強酸性イオン水(当時は次亜塩素酸水という名前が無かったが現在では次亜塩素酸水の効能がキチンとうたわれるようになった)の塗布で行われ、多くの患者さんが救われた。
厚生病院の山田勝彦院長は、水治療を希望するアトピー性皮膚炎患者に、ステロイド剤は一切使用せずアルカリイオン水の飲用と強酸性水の塗布を行う。子供には1日1リットルのアルカリイオン水、成人には1日3リットルのアルカリイオン水を飲むよう指導。患者さんによってステロイド剤以外の軟膏を用いることもあった。
一時期は200名の患者に水治療を施していたが、今は50名程度に減って来た。アルカリイオン水のブームが去ったこと、もう一つの大きな理由は、病院では一定量のアルカリイオン水を毎日飲み続けてくださいと言えるが、自宅でアルカリイオン水を飲める人は殆どいない。生活習慣にアルカリイオン水を取り入れないと、効果がなくなって、元のアトピー性皮膚炎に戻ってしまう。すると、アルカリイオン水の効果があったと言えなくなるし、効果が疑問視される。アルカリイオン水は薬ではない。毎日の体内洗浄に使用される必要不可欠の大切な物質。アルカリイオン水を病院でもらう患者さんは、毎日大量に病院から家にアルカリイオン水を持ち帰って飲まない限り、アトピー性皮膚炎に対するアルカリイオン水の効果は発揮できない。これでは薬と同じように飲んだら治ると思い込む。だから続けてアルカリイオン水をきちんと飲まない患者さんは、アルカリイオン水には効果が無いと思ってしまう。
医療で医者がアルカリイオン水を使用する場合の大きな問題点。
水治療を希望するアトピー性皮膚炎患者に、ステロイド剤は一切使用せずアルカリイオン水の飲用と強酸性水の塗布を行う
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