私達は変な社会の一員だが、ちゃんとしたことができる人になろう

テレビ番組での白湯(さゆ)特集。女医さんが出て来て、「白湯が健康にとって最高!」と訴えかけた。出演者5名中2名は女性。2人共白湯を利用していた。男子3名のうち2名は「どうして白湯なの?」と女医さんお勧めの白湯に反発。最後まで納得しなかった。男子1名と女性2名は白湯派に。
 作り方は、水道水を10分間沸騰。鉄瓶で沸かしていた女性は、お湯がほとんどなくなってしまう。そんな無駄をして何が良いのかというと、塩素を取るからだと言う。この女医さんの頭には、水道水を沸かすと塩素が取れるイメージしかない。ヤカンから飛び去って部屋中に塩素化合物トリハロメタンなどが飛び回っていることが想像できていない。テレビ局も低レベルだ。
 ミネラルウォーターやウォーターサーバーの水はどうかという質問には、それを温めればいいという答え。目的は50-60度の湯でカラダを温める。朝晩150CC程度をゆっくり飲んでカラダを温めると、水分を補給しながら風邪、冷え性の予防になる。お湯なのでカラダの深部体温が上がり、冷え切った皮膚を温め、感染症予防になる。内臓を温めるので便秘が解消されむくみが取れる。基礎代謝が上がって痩せやすいカラダになる。
 何故浄水器を利用して塩素を除去した水を使わないのか不思議だ。塩素を飛ばすことを力説するが、この先生のように水を知らないカラダの専門家が「これが良い!」というと、マスコミも乗り社会も納得する。変な社会だ。
 私達は変な社会の一員だが、ちゃんとしたことができる人になろう。

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