余りにも情けなくなって測定・分析を止めることにした

政治とマスコミの癒着は今に始まったことではない。相当に根深い。
 私が体験したのは、MDAメチレンジアニリン測定・分析で発がん性許容限度の数十倍から2万倍に達していたので経済産業省に国民への広報をお願いしたが、無視されてしまい、麻生総理大臣が給水管を測定したが何も出てこなかったと国会答弁。経済産業省のお金で測定・分析したので発表はしなければならない。その時、情報を聞きつけてNHKが来社し、これは大変なことなので特集を組みたいと何度も打ち合わせをした。事態が事態だけに放送してはいけないと上から圧力がかかるかも知れない。でも、国民のために首を覚悟で特集を組む。と意気込んでいた。
 発表当日はNHKのカメラが回り、他の放送局もカメラを回していた。
 にもかかわらず、その夜、いつまでたってもニュース番組でMDAメチレンジアニリンの話が出ない。それどころか、1社も報道しない。これには唖然とした。
 水道水に発がん性許容量の数十倍~2万倍の発がん性物質MDAメチレンジアニリンが入っているのにどうしたことだ。1社も取り上げないとはどういうことだ。そして翌朝、さらに驚いた。新聞社が1社たりとも取り上げていない。
 理由は分からないが誰も報じることはなかった。
 そこで、本「水道管の叫び」を書くことにした。出来上がったので出版社が広告のために新聞の下の本の紹介欄に乗せてもらおうとした。ところが1社も受け付けてくれなかった。これでは折角本を出したのに売れない。驚いたと言うより、情けなくなった。
 どうして我社は毎度毎度受け入れてもらえないのか。
 余りにも情けなくなって、測定・分析を止めることにした。これまでの測定・分析は何であったのか?自己満足だったのか。
 丁度年齢も引退の時期だったのかもしれない。
 やめてのんびりすることも考えたが、長きにわたって水を測定・分析し、10万件以上のデータを取ったのだから、余生を健康に良い水NO。1を皆に紹介しようと決意。結果の一番良かった水は電気分解水であった。そして、電気分解水の中でも一番結果の良かった水を紹介することにした。
 測定・分析では「いい水ですね!」と言ってきた水でも、紹介するとなると1社に絞ろうと考えた。だから、紹介する水はたったのひとつの電気分解

目次