これからは、水を飲む生活習慣を提唱する

熱中症という言葉が定着して久しい。
 総務省消防庁での搬送者は2023年で91,467名、7月8月が多い。
 厚生労働省人口動態統計でみた熱中症の死亡者数は2020年で1,528名。65歳以上の高齢者が多く、1,316名86.1%を占める。
 世界中の人には「水を飲む習慣」がない。生きるために飲む、喉が渇いたから飲む、汗をかいたから水分を補う。特に高齢者は、水道水が無い時代に育っており、必要な時以外は水を飲まない習慣が付いている。
 私も75歳の後期高齢者だが、37歳までは極力水を飲まなかった。学校では水を飲まない。帰宅して少し水分を摂る。食事の時は水を摂ると消化が悪くなると言われ水でなくお茶を飲んだ。
 大きくなって水道が通い始めたが、塩素が大量に入っていておいしくないし沢山飲むとお腹を壊す。トイレに行くのも嫌だった。とにかく、水は必要以上に飲まなかった。
 言い換えれば、多くの人は脱水状態だ。特に高齢者は水道水のまずい時代を生き抜いているので、水を飲まない習慣がついている。熱中症の死亡者が高齢者に多いのは良く分かる。水を飲まないからだ。
 いくら水を飲もうとキャンペーンを張っても、多くの高齢者は水を飲まない現代社会では夏でも冬でも熱中症。室外より室内の方が多い。
 これからは、水を飲む生活習慣を提唱する。カラダの中に必要十分の水を摂り入れ、体内に溜った悪い物を洗い流す水をお勧めする。

目次