水素は最も小さくて軽い気体なので、水の中から大気中に次々飛び出し、あっという間に消えてなくなる

アルカリイオン水は厚生労働省が医療認可したpH9~10未満。水の中に水素が大量に湧き上がる。pHを高くすればするほど水素分子が白濁を増す。問題は、pHが10を超すと飲んではいけない水になる。水素は増えるがアルカリイオン水を飲んではいけない領域に入る。通常の電解水生成器は厚生労働省の医療認可を取得しているので、pHが10を超えることはないように作られている。10を超えさせるには塩を添加して電気分解する。出来たアルカリ性の水は水素分子で真っ白になる。
 水素は最も小さくて軽い気体なので、水の中から大気中に次々飛び出し、あっという間に消えてなくなる。水素水を容器に入れて販売した会社は沢山あったが、容器に詰め込められた時は水素が大量に存在していたのは確かだが、次の瞬間から大気中に飛び出している、これを水素水として販売するのはおかしい。容器に入れて水素水を販売するのは間違っている。過去に水素水だったとしても販売時は水素水ではない。
 水素は還元力があり、その力を還元電位として表現する、水道水は酸化電位と言ってプラスで示す。還元電位はマイナスで示す。天然水やミネラルウォーターは高くてもマイナス100程度の還元電位を示すものもある。多くはプラスの酸化電位だ。アルカリイオン水は出来立てでは水素がたくさん残っている時はマイナス350~マイナス600位を示す。しかし水素は飛んで行くので貯めておくと水素が抜けて0~200位にまで変化する。次第に炭酸ガスが溶け込んでくるので中性付近に力が移動する。
 アルカリイオン水の保存は、ミネラルウォーターが入っていたプラスティック容器。コーヒーやジュースの容器は利用できない。

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