黙って見ている訳には行かなくなった医師会

医療業界が変わろうとしていた。統合医療でカラダが治ればどんな治療法でもいいではないかと西洋医療が万能でないと言い出すグループも出現。そして、水治療でカラダの改善をニュース番組の後押しで進めようとする医師。
 これを黙って見ている訳には行かなくなったのが医師会。このまま電解水が普及して、医師の間に水治療が始まると医師の商売がやりにくいし儲けにくい。そこで、医師会から通達が来た。
保険医が保険の効かない水治療をしても、保険は支払いません。医師なので自由に診療して結構です。でも、保険を請求されるなら水治療は該当しません。自由診療で行ってください。どうぞご自由に。と言われても、当時は、自由診療では食べて行けない。従って、水治療仲間数百人の先生は水治療を諦めて通常の保険診療に戻るしかない。
 ほとんど全員が水治療を放棄した、一緒にスタートした篠原先生も水治療を止めた。ただ、日本テレビの「今日の出来事」で特集を組まれた協和病院と明石病院は独自の治療を続けた。
 医師会が怒って水治療が潰されると、電解水生成器にも大きな影響が襲い掛かり、売上に急ブレーキがかかった。予約待ちだった電解水生成器、メーカーはフル生産中。人員を補充し工場建設を盛んに行っている。
 このタイミングで急ブレーキを掛けられたからたまらない。生産が止まらない工場はフル稼働。製品は売れない。
 倒産だ!次々倒産して行く。

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