水治療で多くの重症患者が健康を取り戻したのが自信になり、手を付けてはいけない人工透析患者を救う水治療に手を染めてしまった。
水(アルカリイオン水)を飲んでもらうので、透析患者にはあり得ない信じられない世界だ。世界の医療常識では沢山の水を飲ませるのは厳禁。私も篠原先生も、腎臓が水で洗えると信じていたので、浮腫みの状況を見ながらアルカリイオン水の量を増やしていく挑戦をした。
透析患者が水を飲むので、必ず浮腫む。それは分かっているので、人工透析を行っている患者さんには初めからアルカリイオン水を飲み始めると浮腫むことを伝えてある。そして、かかりつけの医師に相談すると、水治療が中止させられることも伝えてある。それでも透析が辞められるようになるには、様々な苦難を乗り越えてアルカリイオン水を飲むことを勧めた。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで水治療に挑戦する人工透析の患者さん。決意を固く持ちアルカリイオン水を飲み始めた。
7名の患者さんが決心して開始した。順調そうに見えたが当然のことながら浮腫んでしまう。かかりつけの医者に内緒と決意していたにもかかわらず、浮腫むと不安になってやはり、かかりつけの医師に相談に行く。医者は患者の状況を見て異変を感じ、「何をした?」患者を問い詰める。すると、正直にアルカリイオン水の飲用を告白する。
「患者を殺す気か!」