37歳で死のがけっぷちに立ち、無理矢理飲んだアルカリイオン水で死の淵から蘇った。
自分を振り返ってみると、子供の頃親に教わり周囲の環境に慣れ親しむと、それ以外の人生を歩むことはない。良いか悪いかではない。環境の中でしか生きていけないのが人間だ。
環境を変えると人生が変わり、良いか悪いかも変わる。何度も転機は訪れる。何時でも異なる世界を行ったり来たり出来る。
震災で被災した人も様々な人生が待っている。戦火の真っただ中にいる人も、健康を害して闘病中の人も環境を変えると人生が変わる。私がそうだった。
水は生命にとって最も大切な存在で命の源。太古の昔より雨、雪、湧き水、川の水、池の水、湖の水を利用していた。勿論衛生的なことは無視していた。不衛生でもいい。水は生命が生きるために必要不可欠だった。
江戸時代以降は人が集まっている場所では飲み水が少なかったので、川の水をこして売りに来る水売りがいた。だから病気も絶えなかった。次第に井戸が普及したが飲み水になる井戸は貴重で少なかった。
川の水や井戸の水をそのまま飲んでいたので、赤痢やコレラで死者数万人の大流行が頻繁に起きた。私は昭和の時代だが、井戸水にやられてしまった。
カラダに良い井戸水は存在しない。あくまでも生きるための井戸水。