社会に飲み込まれる自分-5

大学生の時、東京放送TBSラジオニュースにアルバイト勤務。
テレビとラジオが同じ部屋にいた。ニュースと天気予報の原稿を通信社から送られてくるテレックスで受け、原稿用紙に書き換える仕事だ。局独自のニュースは殆どなく、通信社の原稿がニュースソースだった。間違っているかどうかは、NHKのニュースと照らし合わせる。天気予報はテレックスが読みにくく、東西南北を時間に間に合うよういい加減な原稿のまま提出し、NHKを聞いて修正。次の放送ではNHKと同じ内容になっていた。
有名なニュースキャスターと同じ部屋で毎日を過ごす。アナウンサーも大勢いた。自分たちが社会をリードしていると自負
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