社会に飲み込まれる自分-7

電解水は、1992年6月、日本テレビ夕方のニュース今日の出来事で3日連続特集され、あっという間に社会を飲み込んだ。
仕掛け人はテレビ局内でニュース担当のカメラマン。そして、弟が電解水生成装置のメーカーで営業をしていた。
登場した医師と病院は、我が研究所でデータを取っていた。
放送を見た人が電解水生成装置に殺到。爆発的に売れた。当時は年間10万台程度。放送の年は倍の20万台に。生産が追い付かず予約注文殺到。各社フル稼働で1993年は100万台突破。
急激に普及する波に社会も飲み込まれていく。業界はアルカリイオン整水器協議会を設立して医療関係者・学者と協力体制。
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